ヴィンチスグラッシ Vincisgrassi とはマルケ州を代表するパスタ料理。
ラザニアとよく似た一品です。ラザニアといえば、ボローニャ風ラザニアが有名ですが、その原型はマルケ州のこのヴィンチスグラッシとも言われています。
ヴィンチスグラッシという言葉、イタリア語ぽくないのですが、この名前の由来は、 18世紀にマチェラータ出身のシェフが、オーストリア王子ヴィンディッシュ・グラツへ宛てて創作したため、この王子の名前が変形してVINCISGRASSになったといわれています。
語源はオーストリア語なんですね。
さて肝心の食材なのですが、
ミートソース、ベシャメルソース、ミートボールを板状のパスタに重ねてオーブンで焼くものです。
鶏肉のレバー、骨髄、牛の脳みそ(現在は狂牛病のため使われていませんが)、トリュフなどを用いる場合もあります。
また香り付けにマルサラ酒やワインを使います。
レバーや骨髄などが加われば、ソースは濃厚になりますし、トリュフを使えば風味はまた違い上品な仕上がりになります。
ソース作り、パスタの下ごしらえ、オーブンで焼く時間などを考えてもとても手間の掛かる料理ということが想像できますね。
その手間に比例して、そのお味はとてもクリーミーかつお肉の味とパスタがマッチしていて食べ応えのある一品!
ヴィンチスグラッシもラザニアも同様、手間が掛かるのが通常なので、レストランでもオーブンで焼かれる間、我慢してテーブルに運ばれてくるのを待たなければなりません!
