イタリア各地の街・名所・ホテル・レストランを巡ります。

チョコレートが嫌いな人はあまり聞いたことがないので、
やはり皆に好まれる不思議な魅力のあるお菓子なのですね。
イタリア人も、男性、年配の方を含めチョコレートやジェラート
などの甘いものは大好き!

そんなドルチェ王国イタリアで、一風変わったチョコレートがあります。

モディカ産チョコレート
それはシチリア島のモディカという街で作られる伝統的なチョコレートです。

モディカのチョコレートは普通のチョコレートとはかなり違う、
カカオと砂糖とスパイスのみから作られています。
これはチョコレートの原産地メキシコの古代以来の製法との事。

この伝統的なチョコレートの製法は、今では本場メキシコでもごく一部のお店、
そしてバルセロナとモディカのみで受け継がれているというから、
本当に貴重品です。

チョコレートの特徴といえば、カカオに含まれるカカオバターが溶ける
45度まで温めた後、砂糖とスパイスを入れるだけなので、
砂糖はカカオバターに溶けず、そのまま結晶として残っています。
そのため、砂糖のじゃりじゃりとした食感があります。

「普通の滑らかチョコレートのほうが美味しいんじゃないの?」

それはその舌触りに慣れてしまっているからで、本来のチョコレートのほろ苦さ、
香りを楽しみたいのなら、断然このモディカチョコ!

食べ終わっても長い間、口の中に良い香りが残ります。

さて、モディカの中でも有名なアンティカ・ドルチェリア・ボナユート
というお菓子屋さんがあります。
そこでの主なチョコレートは、

定番のバニラチョコレート。
その香りがチョコレートと最高にマッチしているシナモンチョコレート。
後からピリリとくる辛さがやめられないペペロンチーノ(唐辛子)チョコレート。
変わったところでは、塩チョコレート!

モディカの伝統的な手法ノチョコレート

最近日本でもいくつかの輸入食材店で、このモディカのチョコレートも入手できるというから、
見つけたら是非試してみたい一品です!

こんにちは!
今回はモッツァレッラチーズのお話です。
モッツァレッラ工場にて



少し前にイタリア産のモッツァレッラから濃度の高いダイオキシンが検出されたことで、日本でも話題になったこのモッツァレッラチーズ。全く残念な話題なのですが、これもイタリアの食の事実なのです。

日本ではその後イタリア産モッツァレッラの輸入が禁止になりましたが、もちろんイタリアでは通常通り販売されています。一時その消費率が激減したものの、「のどもと過ぎれば…」と言われる如く、ニュースで放映しなくなれば、また忘れて食べ始めているようです。

イタリアの週刊新聞では先日このように語っていました。「ゴミの不法投棄などで汚染された土地で飼育されているモッツァレッラチーズの原料となる水牛。
当然水牛の体もダイオキシンで汚染され病気になる。
農場(当然マフィアが絡んでいる)は、汚染された水牛を、保健所からやってくる検査員から隠すため、検査用として健康な水牛を何頭か用意し、検査の日はその水牛と差し替えていたのだ。
その検査用の水牛は、カンパニア州の各農場を渡り歩いていた。」
つまり保健所の検査員はどこに行っても同じ水牛ばかり検査していたというのだから、全くマフィアは政府をも馬鹿にしきっていたという有様。

イタリアの代表的な名産物モッツアレッラ。それを目先の利益だけを考える人々によって名を汚されてしまうのはいたたまれないものです。

先日は信用性のありそうな、なんと「ドイツのモッツァレッラ」がイタリアでも販売されており、食べてみたら意外と美味しい!
まさに日本人が「アメリカのお寿司のほうが日本の寿司より安全で美味しい!」というようなもの。

そのような事態が起こらないためにも、イタリアの食・衛生問題は根本的な解決が求められているようです。
この話題の後に、「美味しいモッツァレッラチーズ」のお話もあまり気がすすまないので、またイタリア夢街道、次回に続きます!
水牛のモッツァレッラ

ricciodimare3.jpgとろりと溶けて、海の香りが口いっぱいに広がるウニは、酒の肴でも、お寿司でもやめられない一品ですね。
そんな日本の特産品がイタリアでも味わえます。ウニを食べる国は世界でも数カ国しかないとのことなので、こんなところにもイタリアと日本の共通点があるのですね。
 
 
イタリアでウニを食するのは、プーリア州、カラブリア州、シチリア州、サルデニア州と南イタリアで、そのなかでも限られた都市です。
例えば、シチリアのタオルミーナはウニの名産地としてよく知られていますが、隣の町へ行ってしまうと、まったくレストランのメニューでもお目にかかれない、と言う具合です。
 
イタリアのウニは日本の、バフンウニやキタムラサキウニなどと比べて小粒ですので、生ウニをスプーンですくって食べる場合は、たくさん食べないと、食べ応えがありません。
 
 ricciodimare.jpg
生ウニを殻からすくって食べるシンプルな食べ方もあれば、イタリアらしくウニのパスタで、味わう方法もあります!
 
イタリア人はパスタのソースと、パスタの種類(スパゲッティ、ペンネ、リガトーニ等々)の組み合わせをとても大切にしますが、ウニのパスタにはリングイネとの相性がよいようです。
 
リングイネとはスパゲティを押しつぶしたような平ためのパスタで、そのもちもちとした食感がウニのソースがよくマッチします。
 
 
観光客が多いタオルミーナでは、ウニ好きの日本人を知って、レストランの人は日本人を見ては「ウニ、ウニ」と日本語で誘います。
少し胡散臭い気もしますが、それでもウニのパスタは是非お勧めの一品です!
 
ヴィンチスグラッシ Vincisgrassi とはマルケ州を代表するパスタ料理。
ラザニアとよく似た一品です。ラザニアといえば、ボローニャ風ラザニアが有名ですが、その原型はマルケ州のこのヴィンチスグラッシとも言われています。
ヴィンチスグラッシという言葉、イタリア語ぽくないのですが、この名前の由来は、 18世紀にマチェラータ出身のシェフが、オーストリア王子ヴィンディッシュ・グラツへ宛てて創作したため、この王子の名前が変形してVINCISGRASSになったといわれています。
 
語源はオーストリア語なんですね。
 
さて肝心の食材なのですが、
ミートソース、ベシャメルソース、ミートボールを板状のパスタに重ねてオーブンで焼くものです。
鶏肉のレバー、骨髄、牛の脳みそ(現在は狂牛病のため使われていませんが)、トリュフなどを用いる場合もあります。
また香り付けにマルサラ酒やワインを使います。
 
レバーや骨髄などが加われば、ソースは濃厚になりますし、トリュフを使えば風味はまた違い上品な仕上がりになります。
 
ソース作り、パスタの下ごしらえ、オーブンで焼く時間などを考えてもとても手間の掛かる料理ということが想像できますね。
 
その手間に比例して、そのお味はとてもクリーミーかつお肉の味とパスタがマッチしていて食べ応えのある一品!
 
ヴィンチスグラッシもラザニアも同様、手間が掛かるのが通常なので、レストランでもオーブンで焼かれる間、我慢してテーブルに運ばれてくるのを待たなければなりません!
逆にすぐにでてくるようであれば恐らく冷凍もの?と思われますね。

vincis.jpg

 
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